ウーゴフォスコロの農家を想う Farmhouse on Via Ugo Foscolo Remembered
ウーゴフォスコロの農家を想う時、2つのイメージが思い浮かぶ。1
つはアーチ型の出入り口の上の石積みが露出した壁面であり、もう一
つはこの壁に沿って見下ろした時、眼に映る畑の連なりである。現場
から離れるとこの2つのイメージが織りなすハーモニーは美しい。レ
ンガの赤と野菜や木々の緑の対比は際立っている。まるで方向の違う
2つを同時に見る事はできないが、画面の中でこれを実現してみた。
崩れ落ち自然に還っていく農家と、よく耕された農地は、同じく自然
賛歌の心象風景として調和して居ると想う。
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