ウーゴフォスコロの農家を想う Farmhouse on Via Ugo Foscolo Remembered

ウーゴフォスコロの農家を想う時、2つのイメージが思い浮かぶ。1 つはアーチ型の出入り口の上の石積みが露出した壁面であり、もう一 つはこの壁に沿って見下ろした時、眼に映る畑の連なりである。現場 から離れるとこの2つのイメージが織りなすハーモニーは美しい。レ ンガの赤と野菜や木々の緑の対比は際立っている。まるで方向の違う 2つを同時に見る事はできないが、画面の中でこれを実現してみた。 崩れ落ち自然に還っていく農家と、よく耕された農地は、同じく自然 賛歌の心象風景として調和して居ると想う。

2018年 油彩、カンヴァス 70x50 (95x75) cm

フィレンツェに恋した画家 大森邦彦展

フィレンツェに魅了されてからの25年にわたり、彼の地を描き続ける画家・大森邦彦。 2020年1月28日〜2月9日まで銀座大黒屋ギャラリーで、待望の帰朝展が開催。

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